公演スケジュール
THU
第422回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
ムソルグスキーもう一つの展覧会。津田裕也のショスタコーヴィチ2番第422回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
OEKの常任客演指揮者を務める若きマエストロ、川瀬賢太郎が第422回定期公演で披露するのは、ひと味違ったロシア音楽プログラム。主役となるのはムソルグスキーとショスタコーヴィチだ。
金沢の聴衆にとって、2018年に世を去った作曲家・指揮者のオリヴァー・ナッセンの名はなじみ深い。たびたびOEKに客演して、自作を含むさまざまなプログラムを聴かせてくれた。そのナッセンがムソルグスキーの作品を編曲したのが「ムソルグスキー・ミニアチュアズ」。独奏ピアノのための小スケルツォ「紡ぎ女」と、未完のオペラ「ソロチンスクの定期市」から「ゴパーク」の2つの小曲から構成される。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番は、軽快さ、ユーモア、アイロニーが一体となった傑作。独奏を務めるのは津田裕也。ベルリン芸術大学に学び、2011年にARDミュンヘン国際コンクール特別賞を受賞。ソリストとしてベルリン交響楽団ほか、数々の楽団と共演する気鋭である。
ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」といえば、ラヴェルの編曲が有名だが、この曲にはさまざまな編曲がある。この回演奏されるのは、ジュリアン・ユーによる室内オーケストラ版の「展覧会の絵」カラフルで創意に富んだ編曲を楽しめることだろう。
開催日程
2019年11月28日(木) 開場 18 : 15 開演 19 : 00
出演者
- 川瀬賢太郎
指揮川瀬賢太郎指揮1984年東京生まれ。東京音楽大学卒業。2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞。その後、各地のオーケストラから次々に招きを受ける。2012年1月には、細川俊夫作曲 平田オリザ演出、オペラ「班女」広島公演で指揮しオペラデビュー。以後めざましい活躍を遂げている。2007年~2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団正指揮者、神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢常任客演指揮者。八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督、三重県いなべ市親善大使。2015年渡邉暁雄音楽基金音楽賞、第64回神奈川文化賞未来賞、2016年第14回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第26回出光音楽賞、第65回横浜文化賞 文化・芸術奨励賞、平成30年度(第73回)文化庁芸術祭賞新人賞を受賞。 - 津田裕也
ピアノ津田裕也ピアノ東京藝術大学卒業、同大学院修了。ベルリン芸術大学卒業後、ドイツ国家演奏家資格を取得。2001年第70回日本音楽コンクール第3位、07年第3回仙台国際音楽コンクール第1位、11年ミュンヘン国際コンクール特別賞ほか数々の賞を受賞。ソリストとして日本各地でリサイタルを開催するほか、音楽祭への出演や国内主要オーケストラとの共演も多い。10年からはドイツ各地でもソロリサイタルを開催、地元紙にて好評を博す。室内楽活動にも積極的で、松山冴花(vn)とのデュオ、白井圭(vn)門脇大樹(vc)とのピアノ・トリオ<Trio Accord>を結成して活動するほか、多くの著名な弦・管楽器奏者と共演し、厚い信頼を得ている。これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に、室内楽をゴールドベルク山根美代子、田中千香士、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。現在、東京藝術大学准教授として後進の指導にも力を注いでいる。
演奏曲目
ナッセン | ムソルグスキー・ミニアチュアズ (1978) |
ショスタコーヴィチ | ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102 |
ムソルグスキー(J.ユー編曲) | 展覧会の絵-室内オーケストラのための (2002) |
会場
石川県立音楽堂 コンサートホール
チケット
料金 |
全席指定 SS席6,000円 S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円 スターライト席1,000円 車椅子席5,000円 未就学児入場不可 託児ルームの申込は11/18まで(有料 TEL 076-232-8111) |
---|---|
プレイガイド |
石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632 香林坊大和 チケットぴあ ローソンチケット セブンチケット |
主催・問合せ等
主催 |
|
---|---|
助成 | |
問合せ |
|