公演スケジュール
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岩国公演
若き才能の共鳴とともに希望のニューイヤーがはじまる岩国公演
2023年のニューイヤー・コンサートは、パーマネント・コンダクターの川瀬賢太郎が登場する。気鋭のチェリスト、宮田大とともに、新時代を担うアーティストたちが新年の幕開けを祝う。
プログラムも楽しみな曲がそろっている。一曲目はリゲティのルーマニア協奏曲。1923年はリゲティの
生誕100周年であり、このハンガリー出身の作曲家に大きな注目が集まりそうだ。リゲティといえば戦後
前衛音楽の旗手として認識されている方も多いかもしれないが、このルーマニア協奏曲は彼が前衛的な作
風を身につける前の作品であり、たいへん親しみやすいスタイルで書かれている。作曲は1951年。あのリゲティにもこんな時代があったのね……と思わせる痛快な楽曲だ。
チャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」では、なんといっても宮田大のソロが聴きもの。2009年にロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで日本人として初めて優勝を果たしたほか、これまでに参加したすべてのコンクールで優勝した逸材で、今や日本を代表する名手として八面六臂の活躍をくりひろげている。
締めくくりはベートーヴェンの交響曲第8番。ベートーヴェンの9曲の交響曲のなかで、これほど明朗快
活な作品もない。OEKが緻密なアンサンブルで魅了してくれることだろう。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)
開催日程
2023年01月09日(月) 開場 15 : 15 開演 16 : 00
出演者
- 川瀬賢太郎
OEKパーマネント・コンダクター川瀬賢太郎OEKパーマネント・コンダクター東京音楽大学卒業。2006年東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)入賞。その後、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団を始め、各地のオーケストラから次々に招きを受ける。2012年細川俊夫のオペラ「班女」広島公演を指揮しオペラデビュー。海外においても2008年と2011年にイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、また、2012年にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演を成功させ、2014年には「大鴉」日本公演として、東京、広島それぞれの公演を成功裡に終えた。2007年~2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団正指揮者、神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢常任客演指揮者、三重県いなべ市親善大使。2015年渡邉暁雄音楽基金音楽賞、第64回神奈川文化賞未来賞、2016年第14回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第26回出光音楽賞、第65回横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)特任講師。 - 宮田大
チェロ宮田大チェロ2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。これまでに国内の主要オーケストラはもとより、パリ管弦楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、ロシア国立交響楽団、フランクフルト・シンフォニエッタと共演。また、小澤征爾、インバル、スワロフスキー、ポッペン、エッティンガーをはじめとした指揮者と共演。2019年には名匠トーマス・ダウスゴー指揮・BBCスコティッシュ交響楽団との共演で初となるコンチェルト録音「エルガー:チェロ協奏曲」をリリース。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス “Cholmondeley” である。
演奏曲目
リゲティ | ルーマニア協奏曲(1951) |
チャイコフスキー | ロココ風の主題による変奏曲 作品33 |
ベートーヴェン | 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 |
会場
チケット
料金 |
全席指定(税込) S6,000円 A5,000円 親子ペア7,000円 学生1,000円 ・公演予定時間;約100分(休憩あり) ・無料託児あり(定員10名、公演2週間前までに要予約) |
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プレイガイド |
シンフォニア岩国 TEL 0827-29-1600 チケットぴあ (Pコード: 225-375) ローソンチケット (Lコード: 63479) ふちだ楽器店 周東パストラルホール 周南市文化会館 山口県職員会館 エディオン広島本店東館9Fプレイガイド |
主催・問合せ等
主催 |
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後援 |
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助成 |
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