オーケストラ・アンサンブル金沢

スイス・ローザンヌ出身。指揮をマーク・ストリンガーとヨハネス・シュレフリの各氏に師事。2016年から19年までボルドー国立歌劇場のアシスタント・コンダクターを務め、ミンコフスキー、ルスティオーニ、メッツマッハー、ノットなどの作品に協力。2018年から2021年までアカデミー・ムジークテアター・ホイテにて指揮研究員、2021/22シーズンはカンヌ管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスを務める。これまでにムジークコレギウム・ヴィンタートゥール交響楽団、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、南西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、ナンシー歌劇場交響楽団、リモージュ歌劇場管弦楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団なと共演。オペラ指揮にも熱心で幅広いレパートリーを持ち、近年ではシャンゼリゼ劇場でドニゼッティの《愛の妙薬》、ボルドー国立歌劇場でラヴァンディエ《竜王の伝説》、ロッシーニ《セビリアの理髪師》、ラボー《マルーフ、カイロの靴屋》を、またアンサンブル・ノマドとヴァイル「七つの大罪」を指揮している。

2009年6月「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」において日本人として初優勝を飾る。以来、世界的なピアニストのひとりとして活躍し、ニューヨークのカーネギーホールの主催公演やイギリス最大の音楽祭「プロムス」などに出演し大成功を収めたほか、ウィーン楽友協会やベルリン・フィルハーモニー、パリのシャンゼリゼ劇場などの世界の著名なホールで例年コンサートを開催し、高い評価と多くの聴衆の支持を受けている。また、欧米の一流オーケストラからのソリストとしての出演希望も数多く寄せられ、ゲルギエフやアシュケナージなどの世界的指揮者からも高い評価を受け、これまでに数多くの共演を行っている。