公演スケジュール
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第483回定期公演マイスター・シリーズ
《シーズン・フィナーレ2》フォレス・セベスのシベリウス、小菅優のラフマニノフ第483回定期公演マイスター・シリーズ
この定期公演で指揮を担うのは、スペイン出身のロベルト・フォレス・ベセス。イタリアのペスカーラ音楽院、ヘルシンキのシベリウス音楽院で学び、名指揮者で作曲家としても知られるレイフ・セゲルスタムに師事している。オペラとオーケストラの両面で活躍し、オーヴェルニュ国立管弦楽団では音楽監督と首席指揮者を務め、フランスのアパルテ・レーベルに多くのレコーディングを残している。2024/25年シーズンからはイギリス室内管弦楽団の首席客演指揮者を務める。
プログラムはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とシベリウスの交響曲第2番。ともに作曲者のもっとも人気の高い作品と言って良いだろう。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番では、ベルリンを拠点に国際的な活動を繰り広げる小菅優がソリストを務める。小菅優といえばドイツ音楽の印象が強いかもしれないが、今シーズンはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に取り組んでいる。メランコリックで情感豊かなラフマニノフを味わえることだろう。
シベリウスの交響曲第2番では、シベリウス音楽院で学んだフォレス・ベセスが確信を持った解釈を披露してくれるに違いない。雄大な音のドラマを楽しみたい。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)
開催日程
2024年07月13日(土) 開場 13 : 00 開演 14 : 00
出演者
- ロベルト・フォレス・ベセス
指揮ロベルト・フォレス・ベセス指揮バレンシア生まれ。イタリアのペスカーラ音楽院、ヘルシンキのシベリウス音楽院でレイフ・セーゲルスタムに師事。2007年ルクセンブルクのスヴェトラーノフ国際指揮コンクールに入賞。2008年、ボリショイ劇場「マクベス」、トリノ王立歌劇場「愛の妙薬」「サロメ」と次々にデビュー。その後も「ランスへの旅」「ドン・パスクワーレ」「チェネレントラ」「ラクメ」「魔笛」「アルジェのイタリア女」「セビリヤの理髪師」等を数々のプロダクションに招聘される。また、リヨン国立管、ルクセンブルク・フィル、プラハ・フィル、スペイン放送響等ヨーロッパ各地のオーケストラへ客演を展開。音楽監督・首席指揮者を務めたオーヴェルニュ国立管弦楽団とともに仏アパルテ・レーベルへ多くのレコーディングを残している。チャイコフスキー、シベリウス、ベートーヴェン、そして吉野直子をソリストに迎えてのロドリーゴ、ドビュッシー、トゥリーナによるハープ協奏曲集、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、マルティヌーのチェコ作品集、ベルク、シュレーカー、ウェーベルン、シェーンベルク、R. シュトラウス等いずれも絶賛された。 - 小菅優
ピアノ小菅優ピアノ2005年カーネギーホールで、翌06年にはザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタル・デビュー。ドミトリエフ、デュトワ、小澤らの指揮でBBC響やNDRエルプフィルと共演。10年ザルツブルク音楽祭でポゴレリッチの代役として出演。その後も世界的な活躍を続ける。現在は様々なベートーヴェンのピアノ付き作品を徐々に取り上げる新企画「ベートーヴェン詣」に取り組む。14年に第64回芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞、17年に第48回サントリー音楽賞受賞。録音は、ソニーから発売している『藤倉大:ピアノ協奏曲<インパルス>&WHIM/ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調』(第77回文化庁芸術祭優秀賞受賞)をはじめ数多い。2017年から4年にわたり、4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにしたリサイタル・シリーズ『Four Elements』を開催し好評を博した。2023年よりピアノ・ソナタに焦点をあてた新プロジェクト”ソナタ・シリーズ”を始動。
演奏曲目
ラフマニノフ | ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 |
シベリウス | 交響曲 第2番 ニ長調 作品43 |
会場
石川県立音楽堂 コンサートホール
チケット
料金 |
全席指定 SS席7,000円 S席6,000円 A席5,000円 B席3,000円 スターライト席1,500円 車椅子席6,000円 ・未就学児入場不可 ・25歳以下公演前日より半額で予約可(購入時要証明書類) ・公演予定時間: 約120分(休憩あり) |
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プレイガイド | 石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632 |
主催・問合せ等
主催 |
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問合せ |
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