オーケストラ・アンサンブル金沢

神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア音楽監督。1990年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。以後ロンドン響、モントリオール響、トゥールーズ・キャピトル管、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、シドニー響等、世界各国のオーケストラに客演を重ねる。国内ではNHK交響楽団を指揮してのデビュー以来、新星日本響、東京フィル、名古屋フィル、日本フィル、群馬響、日本センチュリー響のポストを歴任。ドイツではリューベック歌劇場音楽総監督を務めた。16年にわたって芸術監督を務めたびわ湖ホールでは数多くの意欲的なプロダクションを実現、国内外から注目を集めた。2023年4月より桂冠芸術監督に就任。これまで出光音楽賞、渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、毎日芸術賞、中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。2017年春には紫綬褒章を受章している。

1993年エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝以来、国内の数多くのオーケストラはもとより、モスクワ・フィル、プラハ室内管、スウェーデン放送響、セント・マーティン・アカデミー管、ロンドン・フィルなどに出演。日本を代表するヴァイオリニストの一人として、圧倒的な集中力による情熱的な演奏で聴く者を魅了している。94年第4回出光音楽賞受賞。2023年には、4月に「東京・春音楽祭」でイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲を演奏、5月にはエル＝バシャ（Pf）とイザイ協会主催公演で共演した。またイザイ：無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲の楽譜を校訂し音楽之友社から出版した。国内外のコンクール審査員としても招かれ、2005年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールのヴァイオリン部門審査員、2023年9月にはバルトーク国際コンクール審査員を務めた。使用楽器はシャコンヌ（カノン）所有のグァルネリ・デル・ジェス（1728年製）。