公演スケジュール
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第417回定期公演マイスター・シリーズ
ミンコフスキが引き出す新たなOEKのかたち第417回定期公演マイスター・シリーズ
OEKの芸術監督、マルク・ミンコフスキが石川県立音楽堂に帰ってくる。昨年夏のドビュッシーのオペラ《ペレアスとメリザンド》では、語り草となる名演を聴かせたミンコフスキだが、今回は「お国もの」のフランス音楽ではなく、ドイツ音楽でプログラムを組んだ。ベートーヴェンとブラームスという、ドイツ音楽の中心的なレパートリーで、果たしてミンコフスキはどんな音楽を作り上げてくれるのだろうか。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲では、ソリストにクリストフ・コンツが招かれる。コンツは名門ウィーン・フィルの第2ヴァイオリン首席奏者で、ソリストとしても活躍する一方、近年は指揮活動も始めたという才人。ミンコフスキが創設したバロック・オーケストラであるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルとは、ヴァイオリニストとしても指揮者としても共演している。ミンコフスキと息の合ったところを披露してくれるに違いない。
ブラームスのセレナード第1番は、セレナードと言いつつも、交響曲にあと一歩と迫るようなドラマティックな作品。若き日のブラームスの情熱を、ミンコフスキとOEKが雄弁に伝える。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)
開催日程
2019年07月06日(土) 開場 13 : 15 開演 14 : 00
出演者
- マルク・ミンコフスキ
芸術監督、指揮マルク・ミンコフスキ芸術監督、指揮若い頃より指揮者を志し、19才でミュジシャン・デュ・ルーヴルを立ち上げ。初期にはフランスのバロック期の音楽家やヘンデルの音楽を取り上げ、その後、モーツァルト、ロッシーニ、オッフェンバック、ワーグナーなどのレパートリーに取り組む。オペラ指揮者として、パリのオペラ座、コミック座はもとより、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座など、またザルツブルク音楽祭、エクサン・プロヴァンス音楽祭など、ヨーロッパの名だたる歌劇場や音楽祭に客演。コンサート活動においては、東京都交響楽団、BBC交響楽団、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団、マーラー・チェンバー・オーケストラ、クリーヴランド管弦楽団などに客演し19~20世紀の作品を中心に演奏し高い評価を得ている。2011年、フランスの大西洋沿岸のレ島にレ・マジェール音楽祭を設立した。2016年よりボルドー国立歌劇場総監督。2018年よりオーケストラ・アンサンブル金沢の芸術監督に就任。 - クリストフ・コンツ
ヴァイオリンクリストフ・コンツヴァイオリンウィーン・フィルの首席奏者ながら、ソロ、指揮、室内楽奏者として多彩な活動を展開する若きヴァイオリニスト4才からヴァイオリンを始め、わずか2年後にウィーン音楽大学に入学。ヴァイオリンの研鑽に加え、2005年からは指揮をマーク・ストリンガーに師事。ヴァイオリン奏者としては12才でデュトワ指揮モントリオール響との共演でデビューし、その後、ソリスト、室内楽奏者として活躍。2008年には20歳の若さでウィーン・フィルの主席第2ヴァイオリン奏者に就任。2017年にはメンフィス響にてアメリカ・デビューを果たし、その後ミュジシャン・デュ・ルーヴルの主席客演奏者に就任。オーストリア銀行よりストラディヴァリウスを貸与されている。
演奏曲目
ベートーヴェン | ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 |
ブラームス | セレナード第1番 ニ長調 作品11 |
会場
石川県立音楽堂 コンサートホール
チケット
料金 |
全席指定 SS6,000- S5,000- A4,000- B3,000- SL1,000- 未就学児入場不可 託児ルームの申込は6/26まで(有料 TEL.076-232-8111) |
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プレイガイド |
石川県立音楽堂チケットボックス TEL.076-232-8632 チケットぴあ(Pコード120-011) ローソンチケット(Lコード57288) セブンチケット |
主催・問合せ等
主催 |
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問合せ |
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