公演スケジュール
第443回定期公演マイスター・シリーズ
ミンコフスキ&OEKベートーヴェン全交響曲演奏会(第1番、第3番)第443回定期公演マイスター・シリーズ
重要なお知らせ
OEK芸術監督マルク・ミンコフスキについては、すでに入国し、政府の定める隔離期間に入っています。今回の来日に際しては関係省庁との協議を重ね、日本への入国また滞在期間中における厳重な防疫措置と行動の管理を行う条件で入国が認められました。
実に21ヶ月ぶりとなる芸術監督との公演に向けて、OEKは引き続き準備をすすめてまいります。ミンコフスキが初めて取り組むベートーヴェン交響曲全曲演奏会へ、皆様のお越しをお待ちしております。
聴きどころ
ミンコフスキはフランスが生んだ世界的指揮者であり、OEKの芸術監督である。本来ならオーケストラの顔とも言える存在だけに、ミンコフスキの帰還を首を長くして待っているファンは多いことだろう。ミンコフスキはもともとバロック・オーケストラの指揮者として脚光を浴びたことから、古楽のスペシャリストとしてみなされてきた。しかし、同時に彼はオペラ指揮者でもあり、また幅広いレパートリーを誇る指揮者でもある。OEKでもそうだが、モダン楽器のオーケストラを指揮する際は、むしろ古典派やバロック音楽など古楽のレパートリーに対して慎重な傾向があったように思う。
だが今回はついにベートーヴェンに真正面から挑む。ベートーヴェン・イヤー延長戦の真打ち登場といった感がある。昨年10月にミンコフスキはベルリン・フィルに客演してやはりベートーヴェンを取り上げている。その際、楽員とのインタビューでリハーサルでどう演奏するかを一方通行で伝えるのは好きではない、指揮者とオーケストラの応酬にこそ音楽を生み出す醍醐味がある、と語られている。つまり、決まった形の「ミンコフスキのベートーヴェン」が先にあるのではなく、相手との化学反応から一期一会のベートーヴェンが生まれてくるのが、ミンコフスキの流儀。さて、OEKとの共演からは、どんなベートーヴェンが飛び出すのであろうか。(飯尾陽一:音楽ジャーナリスト)
芸術監督ミンコフスキが振るベートーヴェン、それも「英雄」や第9を含む公演となれば、もうこれは横綱相撲に近いが、しかしそこにあるのは心安らかに聴き通せる安寧ではないだろう。フランス革命期の社会的喧噪と自由獲得へのスリリングなドラマが待っていることは請け合いだ。ベートーヴェンを聴く現代的な意味、それはすでに多く語られてきたが、このシリーズほどそれを鮮烈に紐解いてくれるものもまたとあるまい。(長木誠司:アフィニス文化財団オーケストラ助成委員)
開催日程
出演者
- マルク・ミンコフスキ
OEK芸術監督マルク・ミンコフスキOEK芸術監督若い頃より指揮者を志し、19才でミュジシャン・デュ・ルーヴルを創設。初期にはフランスのバロック期の音楽家やヘンデルの音楽を取り上げ、その後、モーツァルト、ロッシーニ、オッフェンバック、ワーグナーなどのレパートリーに取り組む。オペラ指揮者として、パリ・オペラ座、コミック座はもとより、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、またザルツブルク音楽祭、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭など、ヨーロッパの名だたる歌劇場や音楽祭に客演。コンサート活動においては、東京都交響楽団、BBC交響楽団、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団、マーラー・チェンバー・オーケストラ、クリーヴランド管弦楽団などに客演し、19~20世紀の作品を中心に演奏し高い評価を得ている。2011年フランスの大西洋沿岸のレ島にレ・マジェール音楽祭を創設。2016年よりボルドー国立歌劇場総監督。2018年よりオーケストラ・アンサンブル金沢の芸術監督に就任。
演奏曲目
ベートーヴェン | 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 |
ベートーヴェン | 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」 |
会場
石川県立音楽堂 コンサートホール
チケット
料金 |
全席指定 SS席7,000円 S席6,000円 A席5,000円 B席3,000円 スターライト席1,500円 車椅子席6,000円 ・未就学児入場不可 ・25歳以下公演前日より半額で購入可(要証明書類) ・公演予定時間: 約110分(休憩あり) ・販売座席制限あり |
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プレイガイド | 石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632 |
その他
「イベント開催時の必要な感染防止策」チェックリスト (PPTファイル)
主催・問合せ等
主催 |
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問合せ |
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