公演スケジュール
THU
第447回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
ミンコフスキ & OEK ベートーヴェン交響曲全曲演奏会(第4番、第7番)第447回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
7月に待望の来日を果たしたOEK芸術監督マルク・ミンコフスキ。ようやく実現したベートーヴェンの交響曲連続演奏会シリーズは大きな話題を呼んだ。
そして、10月にはふたたびミンコフスキが登場して、今度はベートーヴェンの交響曲第4番と同第7番を指揮する。両曲ともにベートーヴェンの交響曲のなかでは愛称を持たない曲であるが、共通点はそれだけにはとどまらない。いずれもリズムがもたらす躍動感とダイナミズムにあふれた楽曲である。さらに、第1楽章に長大で入念な序奏を持っている点や、第2楽章が緩徐楽章と呼ぶには推進力があって、決してゆっくりとは言えないこと、第3楽章に弾むようなスケルツォが置かれていることろ、そして第4楽章に猛烈な嵐のようなフィナーレが用意されている点などもよく似ており、第4番と第7番は隠れた姉妹作と呼びたくなるような性格を持っている。
現在のコロナ禍では、外国人シェフが困難を乗り越えて来日し、オーケストラとの絆を改めて強くするといったケースがしばしば見られる。OEKとミンコフスキも今回のベートーヴェン・シリーズを機に新たな段階へと進むことになるのかもしれない。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)
開催日程
2021年10月21日(木) 開場 18 : 00 開演 19 : 00
出演者
- マルク・ミンコフスキ
OEK芸術監督マルク・ミンコフスキOEK芸術監督若い頃より指揮者を志し、シャルル・ブリュックに師事。19才で立ち上げたミュジシャン・デュ・ルーヴルは、バロック音楽の復興に大きな役割を担った。ミンコフスキは、古典から現代にいたるレパートリーにおいても高い評価を得ており、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団、マーラー・チェンバー・オーケストラ、クリーヴランド管弦楽団をはじめ、世界の主要なオーケストラを指揮する。オペラ指揮者としてもパリのオペラ座、コミック座はもとより、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座など、またザルツブルク音楽祭、エクサン・プロヴァンス音楽祭など、ヨーロッパの名だたる歌劇場や音楽祭に客演している。2011年、フランスの大西洋沿岸のレ島にレ・マジェール音楽祭を設立。2013年から2017年までザルツブルクのモーツァルト週間の芸術監督。2016年よりボルドー国立歌劇場総監督。2018年よりオーケストラ・アンサンブル金沢の芸術監督に就任。2018年にはレジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ)の栄誉に浴した。
演奏曲目
ベートーヴェン | 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 |
ベートーヴェン | 交響曲 第7番 イ長調 作品92 |
会場
石川県立音楽堂 コンサートホール
チケット
料金 |
全席指定(税込) SS7,000円 S6,000円 A5,000円 B3,000円 スターライト1,500円 車椅子席6,000円 ・未就学児入場不可 ・25歳以下公演前日より半額で購入可(要証明書類) ・公演予定時間: 約110分(休憩あり) |
---|---|
プレイガイド | 石川県立音楽堂チケットボックス TEL.076-232-8632 |
主催・問合せ等
主催 |
|
---|---|
助成 | |
問合せ |
|