公演スケジュール
TUE
ファンタスティック・オーケストラコンサート
ジャズ・ピアニスト小曽根真のモーツァルトと自作コンチェルト日本初演ファンタスティック・オーケストラコンサート
以前、アメリカの名指揮者レナード・スラットキンが小曽根真と共演した際、「僕は小曽根のファン。ニューヨークのブルーノートでも何度も聴いている」と語っていた。そんなジャズ・ピアニストでありつつ、クラシックの分野でも目を離せない活躍をくりひろげる小曽根真が、注目の若手指揮者、角田鋼亮と共演する。
プログラムの軸となるのはモーツァルトと小曽根の自作だ。純モーツァルト作品として演奏されるのは交響曲第31番「パリ」。華やかでダイナミズムにあふれた傑作だ。これに小曽根自作のピアノ協奏曲が続く。今回が日本初演となる2011年に書かれた作品である。どんな曲なのかは聴いてのお楽しみだが、多くの人が想像するよりもクラシカルな書法で書かれている。そして最後はモーツァルトと小曽根の時を超えた共作とでも言うべき「ジュノム」。小曽根の編曲によって、モーツァルトがジャズと出会う。ジャンルの垣根を取り払った新鮮な驚きが待っている。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)
開催日程
2021年10月05日(火) 開場 18 : 00 開演 19 : 00
出演者
- 角田鋼亮
指揮角田鋼亮指揮東京芸術大学大学院指揮科修士課程並びにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2006年第3回ドイツ全音楽大学・指揮コンクールで最高位を獲得。2008年カラヤン生誕100周年記念の第4回ドイツ全音楽大学指揮コンクール第2位入賞。2010年第3回マーラー指揮コンクールにおいて最終の6人に残った。これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ブランデンブルグ交響楽団、上海歌劇院管弦楽団、札幌交響楽団、山形交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団と共演している。現在、セントラル愛知交響楽団常任指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団および仙台フィルハーモニー管弦楽団においても指揮者のポジションを務めており、いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。 - 小曽根真
ピアノ小曽根真ピアノ1983年バークリー音大ジャズ作・編曲科を首席で卒業。同年米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム「OZONE」で全世界デビュー。ソロ・ライブをはじめゲイリー・バートン、ブランフォード・マルサリス、パキート・デリベラなど世界的なトッププレイヤーとの共演や、自身のビッグ・バンド「No Name Horses」を率いてのツアーなど、ジャズの最前線で活躍。2011年より国立音楽大学(演奏学科ジャズ専修)教授に就任し、次世代のジャズ演奏家の指導、育成にもあたる。近年はクラシックにも本格的に取り組み、国内外の主要オーケストラと、バーンスタイン、モーツァルト、ラフマニノフ、プロコフィエフなどの協奏曲で共演を重ね、高い評価を得ている。2014年ニューヨーク・フィルのソリストに抜擢され、以来サンフランシスコ響、デトロイト響、ラビニア音楽祭(シカゴ響)に招かれるなど、米国でも躍進を続けている。2021年には還暦を迎え、「OZONE60」と題したプロジェクトを、全国都道府県に向けて展開。映画音楽など、作曲にも意欲的に取り組み、多彩な才能でジャンルを超え、幅広く活躍を続けている。平成30年紫綬褒章受章。
中村健吾 ベース
高橋信之介 ドラムス
演奏曲目
モーツァルト | 交響曲 第31番 ニ長調 K.297「パリ」 |
小曽根真 | ピアノと弦楽のための協奏曲 2011(日本初演) |
モーツァルト | ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K. 271「ジュノム」(小曽根編、ジャズ版) |
会場
石川県立音楽堂 コンサートホール
チケット
料金 |
全席指定(税込) SS席7,000円 S席6,000円 A席5,000円 B席3,000円 車椅子席6,000円 ・未就学児入場不可 ・25歳以下公演前日より半額で購入可(要証明書類) |
---|---|
プレイガイド | 石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632 |
主催・問合せ等
主催 |
|
---|---|
問合せ |
|