オーケストラ・アンサンブル金沢

1995年イタリア・ヴェローナ生まれ。11歳でヴァイオリンを学び始め、その後ヴィオラ、作曲、対位法、また古楽器にも力を注ぐ。指揮をピエール・カルロ・オリツィオ、ドナート・レンツェッティ、ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリに師事し、2013年デビュー。2018年若手指揮者のためのニコライ・マルコ・コンクールで第3位を獲得。2019年にはペザーロにてロッシーニ《結婚手形》、ヴェローナにてプッチーニ《ジャンニ・スキッキ》、チマローザ《宮廷楽師長》《秘密の結婚》ほかを指揮。また、これまでにブレシアやベルガモの国際ピアノ・フェスティバル、ロヴェレートのセッテノヴェチェント音楽祭、アスコーナ音楽週間などにも出演。スカラ座フィルハーモニー管からの招聘も受ける。2021年よりマルキジャーナ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者。2022年3月ウィーン楽友協会にデビュー。

2019年6月、チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞。聴衆から熱狂的に支持され、ネット配信を通じて世界中に注目された。最後のガラ公演では、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団と共演。喝采を浴びた。17年、18歳で、第27回クララ・ハスキ ル国際ピアノ・コンクールで優勝。21年夏のヴェルビエ音楽祭での《モーツァルト：ピアノ・ソナタ全曲演奏会（5回）》はmedici.tvを通じで世界中に放映され、大きな注目を集めた。21/22シーズンは、ミュンヘンでゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィル、エルサレムでエッシェンバッハ指揮イスラエル・フィル、ロンドンでワシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルなどと共演、国内でも大野和士指揮東京都交響楽団と共演するほか、3年5回にわたり行う《モーツァルト：ピアノ・ソナタ全曲演奏会》を日本各地で継続している。