オーケストラ・アンサンブル金沢

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第477回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

道義×OEKの歴史を込めた直球ド真ん中

第477回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

2024年末の引退を宣言しているOEK桂冠指揮者、井上道義が石川県立音楽堂に帰ってくる。 2007〜2018年の11年間にわたってOEKの音楽監督を務めたマエストロのこれまでの歴史を振り返るような記念碑的なプログラムが組まれた。 曲はハイドンの交響曲第100番「軍隊」、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」と「3つの映画音楽」、グルダのチェロ協奏曲。これらの曲名を目にして、井上&OEKコンビによる過去の名演を思い出す方も多いことだろう。 OEKの大切なレパートリーだ。

ハイドンの「軍隊」はトルコ風の軍楽隊が模されていることから、この愛称が付いた作品。作品ごとにさまざまな趣向を凝らしたハイドン一流のウィットが込められている。 武満徹は20世紀日本を代表する作曲家であり、OEKと縁の深い作曲家。「弦楽のためのレクイエム」は一躍作曲者の名を知らしめた初期作品である。「3つの映画音楽」は井上 & OEKコンビにとって自家薬籠中の物。 グルダのチェロ協奏曲では、長年OEKの首席チェロ奏者を務めたルドヴィート・カンタが独奏を務める。 協奏曲といっても普通の協奏曲ではない。ジャズやロック、 民俗音楽などの語法が詰めこまれた、 まったく型破りな作品だ。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)

開催日程

2024年02月18日(日) 開場 13 : 00 開演 14 : 00

出演者

  • 井上道義
    OEK桂冠指揮者
    井上道義OEK桂冠指揮者
    1946年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィル音楽監督、京都市響音楽監督、大阪フィル首席指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督を歴任。2014年4月、病に倒れるが同年10月に復帰を遂げる。2015&2020年全国共同制作オペラ「フィガロの結婚」(野田秀樹演出)、2017年大阪国際フェスティバル「バーンスタイン:ミサ」(演出兼任)、2019年全国共同制作オペラ「ドン・ジョヴァンニ」(森山開次演出)、いずれも総監督として率い既成概念にとらわれない唯一無二の舞台を作り上げている。2018年、日越外交関係樹立45周年記念NHK交響楽団ベトナムツアーを指揮し各方面より絶賛されている。2016年「渡邊暁雄基金特別賞」、「東燃ゼネラル音楽賞」、2018年「大阪文化賞」「大阪文化祭賞」「音楽クリティック・クラブ賞」、2019年「有馬賞」を受賞。オーケストラ・アンサンブル金沢桂冠指揮者。
  • ルドヴィート・カンタ
    チェロ
    ルドヴィート・カンタチェロ
    スロヴァキア共和国出身。プラハ音楽アカデミー卒業。1980年プラハの春国際音楽コンクール第2位ほか数々のコンクールで上位入賞。スロヴァキア・フィルの第1ソロ・チェリストを経て1990年から2018年3月までOEKの首席チェロ奏者を務め、現在は名誉楽団員。オーケストラ在籍中よりソリストとして日本、アジア、ヨーロッパで大きく活躍。退団後もソロ、室内楽を中心に活動する一方、後進の指導や国際音楽コンクールの審査員など、活動の幅を広げている。また、CDも数多くリリースし、レコード芸術誌で何度も特選盤に選ばれるなど、高い評価を得ている。2010年、「岩城宏之音楽賞」、19年「北陸中日芸能文化賞」を受賞、スロヴァキア政府からは日本での活動に対して12年「GOLDEN PLAQUE」、18年「Goodwill Envoy」賞が授与された。

演奏曲目

ハイドン交響曲 第100番 ト長調 Hob.Ⅰ-100「軍隊」
武満徹弦楽のためのレクイエム
武満徹3つの映画音楽
グルダチェロ協奏曲

会場

石川県立音楽堂 コンサートホール

チケット

料金 全席指定
SS席7,000円
S席6,000円
A席5,000円
B席3,000円
スターライト席1,500円
車いす席6,000円
・一般発売日:2023年11月18日 10:00
・未就学児入場不可
・25歳以下公演前日より半額で予約可(購入時要証明書類)
・公演予定時間: 約105分(休憩あり)
プレイガイド 石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632

主催・問合せ等

主催
  • 公益財団法人石川県音楽文化振興事業団
助成
問合せ
  • オーケストラ・アンサンブル金沢 TEL 076-232-0171

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