オーケストラ・アンサンブル金沢

Concert

公演スケジュール

SAT

第476回定期公演マイスター・シリーズ

シューマンとブラームスそれぞれの交響曲第1番

第476回定期公演マイスター・シリーズ

オーケストラのプレーヤーから指揮者へと転身する音楽家は少なくない。オーストリア出身のクリストフ・コンツもそのひとり。2008年に20歳でウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団し、ウィーン・フィルの首席第2ヴァイオリン奏者という要職に就きながら、指揮者としての活動も開始し、2023年9月よりフランスのミュルーズ交響楽団の音楽監督に就任している。またOEKの前芸術監督マルク・ミンコフスキが率いるレ・ムジシャン・デュ・ルーヴルの首席客演指揮者、ドイツ・カンマーアカデミー・ノイス・アム・ラインの首席指揮者も務める。ロンドン交響楽団やスイス・ロマンド管弦楽団などにも客演し、国際的な指揮者として地歩を固めつつある。

今回、コンツが組んだプログラムは、シューマンとブラームスの師弟による「ダブル交響曲第1番プログラム」。若き日のブラームスの才能を見出したのがシューマンである。シューマンは1841年に最初の交響曲をわずか2か月ほどの短期間で書きあげた。一方、ブラームスは構想から約20年を経て、1876年に交響曲第1番を完成した。作曲の経緯は対照的だが、いずれも豊かなロマン的情感に満ち、力強く壮麗な楽想を備えた傑作である。指揮者コンツの手腕に期待。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)

開催日程

2024年01月27日(土) 開場 13 : 00 開演 14 : 00

出演者

  • クリストフ・コンツ
    指揮
    クリストフ・コンツ指揮
    4歳で初めてヴァイオリンのレッスンを受け、わずか2年後にウィーン音楽大学に入学。12歳でシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団のヴァイオリン・ソリストとして北米デビューし、著名な指揮者や演奏家たちとの共演を果たすようになる。2008年、20歳でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第2ヴァイオリン首席奏者に就任して現在に至るほか、ヨーロッパ各地をはじめ、中東、アジア、オーストラリア、北米、南米など、数多くの国でコンサートを開催している。指揮者としても活躍しており、スイス・ロマンド管、フィルハーモニア管、モントリオール・メトロポリタン管、香港フィルなどのオーケストラと世界中で共演し、すでに同世代の優れた音楽家の一人としての地位を確立。現在、ドイツ・カンマーアカデミー・ノイス・アム・ラインの首席指揮者、レ・ムジシャン・デュ・ルーヴル首席客演指揮者を務める。2023年9月からはミュルーズ交響楽団の音楽監督に就任。ソリスト兼指揮者としてレ・ムジシャン・デュ・ルーヴルと録音したヴァイオリン協奏曲全曲は、世界的なセンセーションを巻き起こした。

演奏曲目

シューマン交響曲 第1番 変ロ長調 作品38「春」
ブラームス交響曲 第1番 ハ短調 作品68

会場

石川県立音楽堂 コンサートホール

チケット

料金 全席指定
SS席6,000円
S席5,000円
A席4,000円
B席3,000円
スターライト席1,000円
車椅子席5,000円
・一般発売日:2023年10月27日 10:00
・未就学児入場不可
・25歳以下公演前日より半額で予約可(購入時要証明書類)
・公演予定時間: 約110分(休憩あり)
プレイガイド 石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632

主催・問合せ等

主催
  • 公益財団法人石川県音楽文化振興事業団
助成
問合せ
  • オーケストラ・アンサンブル金沢 TEL 076-232-0171

チケット購入