オーケストラ・アンサンブル金沢

2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。その後、BBC交響楽団を指揮して欧州デビュー。2012〜18年スイス・ロマンド管の首席客演指揮者、16/17シーズンからモンテカルロ・フィルの芸術監督兼音楽監督、2023年4月からバーミンガム市響の首席指揮者兼アーティスティック・アドヴァイザーに就任。日本では読売日響の首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、横浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動している。これまでに、ドレスデン国立歌劇場管、フィルハーモニア管、ベルリン放送響、チェコ・フィルなど各地の著名オーケスストラへの客演を重ねている。東京藝術大学指揮科で小林研一郎、松尾葉子の各氏に師事。

1973年、市民オーケストラ「宮城フィルハーモニー管弦楽団」として誕生。1983年より89年まで芥川也寸志が音楽総監督として現在の礎を築いて以降、外山雄三、パスカル・ヴェロ、飯守泰次郎らの指揮者を迎え、アンサンブルに磨きをかけてきた。2023年度からは高関健が常任指揮者、太田弦が指揮者に就任し、さらに音楽的深化を推し進めている。2011年の東日本大震災発生後は「音楽の力による復興センター・東北」と協力し音楽を被災者のもとに届けながら絆をつなぐ活動を行い、2011年度エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞、渡邉曉雄音楽基金特別支援を受賞。仙台国際音楽コンクールでホストオーケストラとして出演しているほか、「仙台クラシックフェスティバル（せんくら）」でも広く市民に親しまれ、「杜の都」の音楽文化における中心的役割を担っている。