楽団員
ヴィオラ 客演首席奏者
ダニイル・グリシン
Daniil Grishin1975年ロシア・スルグトで音楽一家に生まれ、5歳よりヴァイオリン、13歳よりヴィオラを始める。ニジニ・ノヴゴロド音楽院、同大学院を卒業。2000年、第4回ユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクール優勝、同時にシューマン作品最優秀演奏特別賞、タリヴェルディエフ特別賞を受賞し、国際的に一躍脚光を浴びた。2002年ギドン・クレーメル主宰の「クレメラータ・バルティカ」に首席ヴィオラ奏者として招かれ、ロッケンハウス音楽祭に参加。以来11年間、このオーケストラのメンバーとして世界各地の一流のホールで、レーピン、バシュメット、キーシン、ヨーヨー・マなどと共演した。またソリスト、室内楽奏者としても世界の音楽祭に出演するほか、ECMやドイツ・グラモフォンで録音を行うなど活躍。ブラジル、日本、ラトヴィアでマスタークラスを開講している。同世代の中で、ヴィオラ奏者のリーダーとして疑う余地もなく、生み出される音楽、持ち味、鮮やかな情動、印象的な芸術性などカリスマ性を持ち合わせ、批評界でも広く認められている。現在、オーケストラ・アンサンブル金沢に客演首席奏者として招聘されている。