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2020.01.30 全国共同制作オペラ『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)出演者変更のお知らせ(2/9白河公演 2/16金沢公演)
2月9日 白河公演(福島県)、2月16日 金沢公演(石川県 ファンタスティック・オーケストラコンサート会員対象公演)にてOEKが出演します、全国共同制作オペラ ヴェルディ/歌劇『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)にヴィオレッタ役で出演を予定しておりましたエヴァ・メイは、のど、首の激しい痛みを伴う頸肩腕症候群により1か月間の就労不可能との医師の診断があり、日本への渡航および本公演への出演を断念せざるを得なくなりましたことを、お知らせ申し上げます。
代わってエカテリーナ・バカノヴァが出演いたします。バカノヴァは、ヨーロッパの歌劇場でのキャリアが豊富で、特に今回のヴィオレッタ役を得意としており、2015年には同役でロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)にデビュー後、頻繁に登場しています。ゼンパー・オーパー(ドレスデン)やフェニーチェ歌劇場等世界中のオペラハウスでの出演実績もあり、メイの代役として今回のプロジェクトに相応しい世界的な“ヴィオレッタ”を持ち役とする歌手の一人です。
エヴァ・メイの出演にご期待くださいました多くの皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
なお、この変更に伴うチケットの払い戻しはございません。何卒ご了承ください。
ヴィオレッタ:エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)Violetta Valery: Ekaterina Bakanova
ロシア生まれ。ビルバオ国際声楽コンクール、ジュゼッペ・ディ・ステファーノ声楽コンクール等多くのコンクールで受賞し、ジェノヴァのガブリエッラ・ラヴァッツィの下で研鑽を積む。ドラマティック・ソプラノとして注目を集めており、2015年アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭最優秀女声歌手賞(ジュリエッタ賞)を受賞した。これまでイタリアではフェニーチェ、トリノ、パレルモ、アレーナ・ディ・ヴェローナ、フィレンツェの各歌劇場、フランスではシャトレ座、シャンゼリゼ劇場、トゥールーズ・キャピトル劇場、ロレーヌ国立歌劇場、その他マドリードのテアトロ・レアル、バルセロナのリセウ大劇場、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、ドレスデンのゼンパー・オーパー、デュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラ等世界中のオペラハウスへ度々出演している。主なレパートリーとして『ラ・トラヴィアータ』(ヴィオレッタ)、『ラ・ボエーム』(ムゼッタ)、『リゴレット』(ジルダ)、『トゥーランドット』(リュー)、『フィガロの結婚』(スザンナ)、『魔笛』(パミーナ)、『コジ・ファン・トゥッテ』(フィオルディリージ)、『ドン・ジョヴァンニ』(ドンナ・アンナ)、『マリア・ストゥアルダ』(マリア・ストゥアルダ)、『ランメルモールのルチア』(ルチア)、『真珠採り』(レイラ)、『カルメン』(ミカエラ)等多彩な役柄を演じている。特にヴィオレッタのスペシャリストとして名高く、2015年フェニーチェ劇場(R・カーセン演出)を初め、ロイヤル・オペラ・ハウス、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ゼンパー・オーパー(ドレスデン)、トリエステ歌劇場、サン・カルロス歌劇場(リスボン)等で現在まで継続して度々演じ、絶賛を博している。2020年はマドリードのテアトロ・レアル、イスラエル国立歌劇場にも同役で登場予定である。共演した指揮者に、C・ミョンフン、P・ドミンゴ、N・サンティ、F・ルイジ、M・ミンコフスキ、佐渡裕、A・バッティストーニ、D・エッティンガー等がいる。“バカノヴァはアドレナリンが充填された劇的な強さで、過去に経験したどのパフォーマンスよりもヴィオレッタの絶望を完全に明らかにしていた。”(英国・ガーディアン紙)