ニュース
2021.06.06 お知らせミンコフスキ特別公演の開催予定について(6/29更新)
(6月29日更新)現在ミンコフスキの来日に向けて準備を進めています。最新の情報につきましては7月3日を目処にご案内します。恐れ入りますが今しばらくお待ちください。
定期公演と2つの特別公演
どれだけの人が予想していたでしょうか。オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)では、7月のミンコフスキ指揮の定期公演に加えて、2つのベートーヴェン全交響曲演奏会を計画しています。これは去る3月定期へのミンコフスキ招聘断念まもなくから温めてきたアイディアでした。
本来であれば、できるだけ早い時期にこのニュースをお伝えしたかったのですが、それをできない事情がありました。事実を述べるならば私たちの芸術監督ミンコフスキにはまだ入国の許可が下りていません。私たちとミンコフスキは、今回の公演に向けて本人のワクチン接種はもちろん、関係省庁との協議を重ね、政府の求める感染症対策に応じて入念に準備を進めてきましたが、新型コロナウイルスをめぐる世界の状況が変化する中で最終的な政府による入国可否の判断は6月下旬となる見通しです。
監督によるベートーヴェン・ツィクルス
それでも私たちは、これ以上(実に20ヶ月以上になります)芸術監督の登壇のないことは、OEKのアイデンティティにも関わってくること捕らえており、今回の公演開催を諦めず結果を待ちたいと考えています。
これまでも私たちは、重要な時期に歴代の音楽監督とベートーヴェンの交響曲全曲演奏に取り組んできました。室内オーケストラであるOEKにとって、監督とともにベートーヴェンを集中的に取り上げることは、その時点でOEKができる最高の音楽を皆様と共有するとともに、更なる飛躍の土台を手にできる極めて貴重なチャンスです。加えて、これまで世界のオーケストラに新風を運んできたミンコフスキにとって全曲演奏は初めてのことであり、それは世界的な視野で見てもエポックメイキングな出来事です。
私たちとミンコフスキは、このプロジェクトの完結に強い意欲を持っています。そしてこのようなプロジェクトには「Il faut battre le fer pendant qu'il est chaud(鉄は熱いうちに打て)」という言葉が重要であることを知っています。
すでに申し上げたように、ミンコフスキの来日が叶わない可能性もあります。その場合には、定期公演も含め、日程・内容の変更等のご案内を差し上げることになります。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、事情をご賢察のうえチケットをご購入いただきますようお願い申し上げます。
そして、芸術監督ミンコフスキによる定期公演そして特別公演2公演を、私たちとともに、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
- 特別公演:ミンコフスキ×OEK ベートーヴェン全交響曲演奏会
- 2021年7月13日(火)18:30開演(17:30開場)
- 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮: マルク・ミンコフスキ
- ベートーヴェン: 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
- ベートーヴェン: 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
- チケット情報、公演詳細はこちら
- 特別公演:ミンコフスキ×OEK ベートーヴェン全交響曲演奏会
- 2021年7月15日(木)18:30開演(17:30開場)
- 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮: マルク・ミンコフスキ
- ベートーヴェン: 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
- ベートーヴェン: 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
- チケット情報、公演詳細はこちら
- (参考)第443回定期公演:ミンコフスキ×OEK ベートーヴェン全交響曲演奏会
- 2021年7月10日(土)14:00開演(13:00開場)
- 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮: マルク・ミンコフスキ
- ベートーヴェン: 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
- ベートーヴェン: 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
- チケット情報、公演詳細はこちら