オーケストラ・アンサンブル金沢

　OEKは今に生きる私たちが現代の音楽史に責任を持ち、未来の宝となる作品を世に遺すためのプロジェ
クトとして、設立時より座付作曲家制度「コンポーザー・オブ・ザ・イヤー」（2009年までは「コンポーザー・イン・レジデンス」）に取り組んでいます。
　2024-2025シーズンは、国内外で活躍されている糀場富美子（こうじばとみこ）氏に新たな作品を委嘱いたします。新曲の初演は2025年9月6日に石川県立音楽堂にて開催する「岩城宏之メモリアル・コンサート」にて初演予定です。

糀場富美子（作曲家）
　東京芸術大学作曲科卒業、同大学院修了。国内外の個人および団体から室内楽、合唱曲、
管弦楽曲等の委嘱を受け、作品は国内だけでなくヨーロッパ、米国等で演奏されている。原
爆を題材とした「広島レクイエム」「未風化の7つの横顔」のほか、東日本大震災以降「海」を
題材に、一連の作品を作曲。別宮賞、芥川作曲賞、中国文化賞受賞。楽譜は全音楽譜出版、
カワイ出版、音楽之友社等から出版されている。現在、東京音楽大学客員教授。日本現代音
楽協会、日本作曲家協議会理事。日本ソルフェージュ研究協議会副会長、他。