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2024.08.21 お知らせ復興応援コンサートの開催(県内外22公演)と被災者ご招待について
9月より県内外22会場にて開催
オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)では、能登半島地震の発生以降、これまで少人数での慰問コンサートを被災地にて実施してきましたが、9月より県内外22の会場にてオーケストラによる復興応援コンサートを実施します。OEKはこれからも、共演者とともに奏でる音楽を通じて、亡くなられた方へ祈りを届け、被災された皆さまの心が安らぎと勇気に満たされることを願うとともに、コンサートを通じて全国の皆さまとともに被災地を応援します。
県立図書館公演(9/27)に被災者をご招待(バスツアー)
そのうち9月27日は、ホールを飛び出し石川県立図書館と金沢港クルーズターミナルにて復興応援コンサートを開催(入場無料)。施設の機能を越えて名所ともなっている会場で演奏をお聴き頂く貴重な機会です。また、この県立図書館の公演には能登地区から被災者120名を、現地よりご招待することとしています。ツアーにご参加をご希望される方は、下記詳細をご確認の上、お申込フォームよりご応募ください。
お問い合わせは事業部(TEL 076-232-0171)まで
2022.12.12 お知らせ第21回北陸新人登竜門コンサート〈声楽部門〉出演者決定
第21回北陸新人登竜門コンサート〈声楽部門〉の出演者に8名の若き音楽家が決定
北陸にゆかりのある新人演奏家の発掘と支援を目的としたオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)「北陸新人登竜門コンサート」のソリストを決めるオーディションの第2次審査が、2022年12月12日に石川県立音楽堂コンサートホールにおいて行われました。
第1次審査(ビデオ審査)を通過した18名の音楽家が演奏を披露し、この度の登竜門コンサートの舞台に立つに相応しいと評価された下記8名が優秀者として選ばれました。コンサートは2023年5月21日(日)15時より石川県立音楽堂にて。地域から羽ばたく音楽家へのご声援をお願いします。
優秀者(審査順)
- 窪田 早紀(富山県出身)
- 庄司 慧士(富山県出身)
- 中田 圭依(福井県出身)
- 坂田 茜(富山県出身)
- 伴野 公三子(富山県出身)
- 小林 彩乃(富山県出身)
- 山元 三奈(富山県出身)
- 古岡 和香奈(富山県出身)
第2次オーディション審査員
- 広上淳一(OEKアーティスティックリーダー)
- 横山恵子(ソプラノ歌手)
- 松井直(OEKコンサートマスター)
第21回北陸新人登竜門コンサート〈声楽部門〉について
- 開催日時 2023年5月21日(日) 15:00〜
- 会場 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮 広上淳一
- 管弦楽 オーケストラ・アンサンブル金沢
2022.10.01 定期会員22/23シーズン定期会員大募集。10月11日(火)より途中入会受付も開始!!
OEKでは10月11日(火)より途中入会の受付も開始します。皆様のご入会を心よりお待ちしております。
詳しくは【定期会員係】TEL:076-232-8571まで
定期会員制度とは
オーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演を、シーズン(9月〜翌年7月)を通じて同じ座席でお楽しみ頂くことができるシステムです。 1公演ごとの購入に比べ、年間で最大15,000円(*)の費用の節約になるほか、様々な特典もご用意しております。
*22/23シーズン当初からの入会、フィルハーモニーシリーズS席の場合
定期公演のシリーズは3種類
新シーズンも、室内管の魅力が堪能できるフィルハーモニー・シリーズ(PH)8公演、土曜の午後の演奏会マイスター・シリーズ(M)5公演、ジャンルを横断したファンタスティック・オーケストラ・コンサート(F)3公演を展開します。お好みに合わせてシリーズをお選びください。また3シリーズの中からお好きな3回を選択できるマイ・チョイス制度もございます。
聴きどころ
- 広上淳一 アーティスティック・リーダー就任披露
- コンポーザー・オブ・ザ・イヤー 細川俊夫氏の新曲「セレモニー」
- 巨匠ジャン=クロード・カサドシュOEK初登場
- 若手アーティストの起用
- 卓越したアーティストとの共演
1. 広上淳一 アーティスティック・リーダー就任披露
就任後、最初の定期公演への登場となる9月18日の第458回定期公演(PH)と、3月21日第467回定期公演(PH)。9月10日に開催の岩城宏之メモリアルコンサートにも登場します。
2. コンポーザー・オブ・ザ・イヤー細川俊夫〈セレモニー〉
コンポーザー・オブ・ザ・イヤーの細川俊夫氏の新曲が、早くも10月1日第459回定期公演(M)に登場。チューリヒ・トーンハレ管との共同委嘱のフルートとオーケストラのための作品で、ベルリンを拠点に活躍する沖澤のどか、エマニュエル・パユとともに日本初演を務めます。
3. フランスの巨匠ジャン=クロード・カサドシュ登場
芸術監督ミンコフスキの推薦により2021年5月に予定されていた巨匠との共演が、第467回定期公演(PH)でついに実現。
4. 若手アーティストの起用
広上淳一とシーズン開幕公演を飾る神尾真由子(第458回・PH)、前述の沖澤のどか(第459回・M)、パーマネント・コンダクターとなった川瀬賢太郎と宮田大(第462回・PH)、前回の鮮烈な印象そのままにフランスでの人気も高まるデュムソーの再登場(第463回・M)、マエストロ広上の信頼も厚い米元響子(第466回・PH)、音楽家家系のサラブレッドでありハイブリッドな活躍で魅了するエンコ(第467回・PH)、OEKコンダクターとして定期初登場の松井慶太と岡田奏(第468回・M)、パールマン秘蔵のグーズビー日本デビュー(第469回・M)、ミンコフスキのアシスタントを務めたライジングスターカラタユーと辻井伸行の超名曲集(第470回・PH)。若手アーティストたちがOEKとどのような化学変化を起こすのか期待が高まります。
5. 卓越したアーティストとの共演
一方で、卓越したアーティストとの共演ももちろん存分に。意外にも(?)初共演のベルリン・フィル首席フルートパユ(第459回・M)、ピアニストでパリ室内管監督のフォークト(第460回・PH)、久しぶりの共演が楽しみな元ベルリン・フィルコンサートマスター安永徹&市野あゆみ(第461回・PH)、飛ぶ鳥を落とし尽くした感もある鈴木優人(464回・PH)、全てが一級のマルチな才能ヴィトマン(第465回・M)、トランペット界を代表する奏者のひとりフリードリヒ(第468回・M)、英音楽の伝統を継ぐ作曲家であり次期BBCスコティッシュ響首席指揮者ウィグルスワース(第469回・M)。それぞれの卓越した個性がOEKの魅力をより引き出してくれるに違いありません。
マイ・チョイス 前期・後期<各3回>
シーズンを前期(9月〜2月)と後期(2月〜7月)に分け、その期間中に開催される定期公演3シリーズからお好きな3回を選択できる制度です。
SS席〜A席 |
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各公演20%割引 |
※ファンタスティック・オーケストラ・コンサートVOL.1は対象外です。
※前期マイチョイスは第458回定期公演、後期マイチョイスは第464回定期公演の一般発売日よりお申込みを承ります。
※定期会員特典の適用はありません。
定期会員特典
1.あなただけの指定席をご用意
ご購入いただいたシリーズ(フィルハーモニー、マイスター)を毎回決まったお席でお楽しみいただけます。
2.チケット優待割引
OEK定期公演のチケット(SS、S、A席)を追加で購入する場合に15%割引でお求めになれるほか、石川県立音楽堂やOEK自主公演の一部が割引となります。対象公演は随時ご案内致します。
※お一人様1公演1枚限り ※音楽堂チケットボックス(店頭・Web)のみでの取扱い
3.優先予約
OEK定期公演と自主公演のチケットを、一般発売日の1日前からお電話でご予約いただけます。
※一部対象外の公演がございます ※お一人様1公演につき2枚まで
4.音楽堂マネーサービス
公演へお越しになれない場合、公演前日までに事務局へ連絡のうえ、後日チケットをご返却いただきますと、代わりに「音楽堂マネー」と交換いたします。音楽堂マネーは音楽堂内で販売されるOEKのCDやチケットなどの購入の際に、補助券(※)としてご利用いただけます。欠席のご連絡をいただいた座席の一部は、県内各大学を通じ、石川県で勉学に励む留学生の方々のご招待に使用しています。
※SS・S席の場合:1,000円相当、A席の場合500円相当
5.情報誌「CADENZA」の送付
OEKと石川県立音楽堂の情報誌である「CADENZA」(季刊)を、定期的にご自宅へご送付いたします。
6.「オーケストラの日」公演ご招待
一人でも多くの方にオーケストラ音楽に親しんで頂けるように日本オーケストラ連盟が定めた「オーケストラの日」(3月31日:ミミニイチバン)に合わせて開催するコンサートにご招待いたします。
7.定期公演ゲネラル・プローベ見学
定期公演当日に行われるリハーサル(ゲネラル・プローベ)が見学できます。希望の方は前日までにお申し込みください。
※お申し込みのシリーズに限る ※ファンタスティック・オーケストラコンサートと一部公演は対象外
お問合せは【定期会員係】TEL:076-232-8571まで
2022.04.18 シーズン・プログラム2022/23シーズン・プログラムについて(6/7更新)
4月18日、オーケストラ・アンサンブル金沢は、石川県立音楽堂にて9月からの新シーズン・ラインナップならびに、広上淳一氏をアーティスティック・リーダーに迎える新指揮者陣を発表しました。多彩なプログラムとともに広上OEK時代の幕開けとなる新シーズンにどうぞご期待ください(新体制についてはこちら)。定期会員の新規募集は6月末から開始します。(→7月4日より新規受付予定)
新シーズン・プログラム
新シーズンも、室内管の魅力をご堪能いただくフィルハーモニー・シリーズ8公演、土曜のマチネー公演マイスター・シリーズ5公演、ジャンルを横断したファンタスティック・オーケストラコンサート3公演の計16公演を展開。また特別公演として岩城宏之メモリアルコンサート、賛助会員を招待(一般にも公開)してのありがとうコンサート、オーケストラの日2023を開催します。
聴きどころ
- 広上淳一 アーティスティック・リーダー就任披露シリーズ
- コンポーザー・オブ・ザ・イヤー 細川俊夫氏の新曲「セレモニー」
- 巨匠ジャン=クロード・カサドシュOEK初登場
- 若手アーティストの起用
- 卓越したアーティストとの共演
広上淳一 アーティスティック・リーダー就任披露シリーズ
就任後、最初の定期公演への登場となる9月18日の第458回定期公演と、続く名古屋・大阪、東広島、境港公演。3月21日第467回定期公演と続く東京定期公演。9月10日に開催予定の岩城宏之メモリアルコンサートにも登場。
コンポーザー・オブ・ザ・イヤー細川俊夫〈セレモニー〉
コンポーザー・オブ・ザ・イヤーの細川俊夫氏の新曲が、早くも10月1日第459回定期公演に登場。チューリヒ・トーンハレ管との共同委嘱のフルートとオーケストラのための作品で、沖澤のどか、エマニュエル・パユとともに日本初演を務めます。
フランスの巨匠ジャン=クロード・カサドシュ登場
芸術監督ミンコフスキの推薦により2021年5月に予定されていた巨匠との共演が、第467回定期公演でついに実現。
若手アーティストの起用
広上淳一とシーズン開幕公演を飾る神尾真由子(第458回)、前述の沖澤のどか(第459回)、パーマネント・コンダクターとなった川瀬賢太郎と宮田大(第462回)、前回の鮮烈な印象そのままにフランスでの人気も高まるデュムソーの再登場(第463回)、マエストロ広上の信頼も厚い米元響子(第466回)、パールマン秘蔵のグースビー日本デビュー(第469回)、ミンコフスキのアシスタントを務めたライジングスターカラタユーと辻井伸行の超名曲集(第470回)。若手アーティストたちがOEKとどのような化学変化を起こすのか期待が高まります。
卓越したアーティストとの共演
一方で、卓越したアーティストとの共演ももちろん存分に。意外にも(?)初共演のベルリン・フィル首席フルートパユ(第459回)、ピアニストでパリ室内管監督のフォークト(第460回)、久しぶりの共演が楽しみな元ベルリン・フィルコンサートマスター安永徹&市野あゆみ(第461回)、飛ぶ鳥を落とし尽くした感もある鈴木優人(464回)、全てが一級のマルチな才能ヴィトマン(第465回)、英音楽の伝統を継ぐ作曲家であり次期BBCスコティッシュ響首席指揮者ウィグルスワース(第469回)。それぞれの卓越した個性がOEKの魅力をより引き出してくれるに違いありません。
豊かな響きを生む本拠地・石川県立音楽堂でオーケストラ・アンサンブル金沢の音楽は、その真価を最も発揮します。一流のアーティストたちと作り上げる音楽をぜひ金沢で体験してください。
2022.03.24 お知らせ2022年春、楽団員による室内楽4公演
春です。OEKも東京公演を終え、新年度の公演へと心を新たに準備をしています。オーケストラでは3/31オーケストラの日、4/17魅惑の映画音楽(渡辺俊幸&森山良子)、4/22定期(田中祐子&上野耕平)、そして音楽祭関連のコンサートが続いて行きますが、楽団員たちも春の芽吹きのように、室内楽での活動をそれぞれ展開しています。
室内楽は、OEKの特徴であるアンサンブル能力の原点ともいえるジャンル。各会場の親密な空間に足を運べば、奏者の個性がよりはっきりと見え、次にオーケストラを聴く楽しみ方も増えるかもしれません。
新しいことを始めるには最高のこの季節、ぜひ室内楽の扉を開いてみてください。チケットは石川県立音楽堂チケットボックスにて発売中です(公演当日は会場にてお求めください)。
3月25日(金)金澤弦楽四重奏団
青木恵音、若松みなみ、古宮山由里、キム・ソンジュンによるカルテットの記念すべき旗揚げ公演。ベートーヴェンのカルテット全曲演奏に挑む、その第1回。
- 2022年3月25日(金)19:00
- 金沢市アートホール
- 出演 金澤弦楽四重奏団
- ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番
- ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」
- ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番
- 料金 全席自由3,000円、当日3,500円、学生2,000円
- 問合せ 宮城音楽事務所 TEL 076-261-7211
5月10日(火)、17日(火)アビゲイル・ヤング&フレンズ
OEK第1コンサートマスターとして音楽を届け続けるアビゲイル・ヤングの魅力が室内楽の分野でも。ヤング自身が手がける、待望の企画がついに実現。
- 2022年5月10日(火)18:30
- 金沢市アートホール
- 出演 アビゲイル・ヤング、江原千絵(ヴァイオリン)、ダニイル・グリシン、般若佳子(ヴィオラ)、ルドヴィート・カンタ、キム・ソンジュン(チェロ)、藤田めぐみ(ピアノ)
- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
- ブラームス:ヴィオラ、チェロとピアノのための三重奏曲
- ブラームス:弦楽四重奏曲第1番
- 料金 全席指定4,000円、2夜連続7,000円
- 問合せ ラ・ムジカ・フェリーチェ TEL 090-8967-1540
- 2022年5月17日(火)18:30
- 金沢市アートホール
- 出演 アビゲイル・ヤング、江原千絵(ヴァイオリン)、ダニイル・グリシン、般若佳子(ヴィオラ)、キム・ソンジュン(チェロ)、遠藤文江(クラリネット)
- シェーンベルク:弦楽四重奏のためのスケルツォ
- ブラームス:クラリネット五重奏曲
- ブラームス:弦楽五重奏曲第5番
- 料金 全席指定4,000円、2夜連続7,000円
- 問合せ ラ・ムジカ・フェリーチェ TEL 090-8967-1540
5月28日(土)加納律子オーボエ・リサイタル
コロナ禍のため4年ぶりとなるリサイタルは、オーボエの代表曲をはじめ、ヴィオラを加えての隠れた名曲をプログラム。この音色と響きは必聴でしょう。
- 2022年5月28日(土)14:00
- 金沢市アートホール
- 出演 加納律子(オーボエ)、ダニイル・グリシン(ヴィオラ)、鶴見彩(ピアノ)
- シューマン 3つのロマンス
- ブリテン:世俗的変奏曲
- レフラー:2つのラプソディ
- サン=サーンス:ソナタ
- ブラームス:6つの小品より
- ヒンデミット:三重奏曲
- 料金 全席自由3,000円、25歳まで2,000円
- 問合せ rk20180526@gmail.com
2021.12.06 お知らせ第20回北陸新人登竜門コンサート〈管弦打楽器部門〉出演者決定
第20回北陸新人登竜門コンサート〈弦管打楽器部門〉の出演者に2名の若き音楽家が決定
北陸にゆかりのある新人演奏家の発掘と支援を目的としたオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)「北陸新人登竜門コンサート」のソリストを決めるオーディションの第2次審査が、2021年12月6日に石川県立音楽堂コンサートホールにおいて行われました。
第1次審査(ビデオ審査)を通過した10名の音楽家が演奏を披露し、この度の登竜門コンサートの舞台に立つに相応しいと評価された下記2名が優秀者として選ばれました。コンサートは2022年5月15日(日)15時より石川県立音楽堂にて。地域から羽ばたく音楽家へのご声援をお願いします。
優秀者(審査順)
安嶋 美裕(石川県出身・愛知県芸術大学 3年次在学中)
藤田 菜月(富山県出身・東京音楽大学 3年次在学中)
第2次オーディション審査員
- ユベール・スダーン(OEK首席客演指揮者)
- 水野信行(ホルン奏者)
- 松井直(OEKコンサートマスター)
第20回北陸新人登竜門コンサート〈弦管打楽器部門〉について
- 開催日時 2022年5月15日 15:00〜
- 会場 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮 ユベール・スダーン
- 管弦楽 オーケストラ・アンサンブル金沢
2021.07.01 お知らせオーケストラ・キャラバン 8月、3つのオケが金沢に!
社会にインパクトを与え続ける新型コロナウイルスは、地域の文化芸術活動にも大きな影響を及ぼしています。最近のOEKで言えば、石川県の学校を対象としたコンサートが5月の感染拡大に伴い多くが中止となってしまいましたが、文化芸術に触れる(または創造する)機会の損失は豊かな心を育む上で大変深刻な問題です。
オーケストラ・キャラバン
このような新型コロナウイルスによる萎縮を乗り越える助けとなるべく、日本オーケストラ連盟に加盟するプロ・オーケストラでは、この夏から「オーケストラ・キャラバン」プロジェクトを展開します。21の素晴らしいオーケストラが1月末までの期間中に全国37会場で47公演を実施するという大規模なもの。全国各地にオーケストラの響きを届けます。
OEKも本プロジェクトに参加しており、7月27日入善(富山)、9月24日津山(岡山)、9月25日日南町(鳥取)、1月30日三原(広島)にて公演を行う予定です。そして金沢にも8月に3つのオーケストラが、魅力的なプログラムを携えてやってきます!
8月20日(金)19:00開演 大阪交響楽団
- 指揮 髙橋直史
- ソプラノ 並河寿美
- シェーンベルク:清められた夜 作品4
- シェーンベルク:6つの歌 作品8
- マーラー:交響曲 第4番 ト長調
- [詳細 (石川県立音楽堂ウェブサイト)]
8月23日(月)セントラル愛知交響楽団
- 指揮 松尾葉子
- ピアノ 萩原麻未
- ビゼー:「アルルの女」第2組曲
- ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
- ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
- [詳細 (石川県立音楽堂ウェブサイト)]
8月24日(火)日本フィルハーモニー交響楽団
- 指揮 梅田俊明
- ヴァイオリン 川久保賜紀
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
- チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64
- [詳細 (石川県立音楽堂ウェブサイト)]
- 主催 公益社団法人日本オーケストラ連盟、大阪交響楽団(8/20)、セントラル愛知交響楽団(8/23)、日本フィルハーモニー交響楽団(8/24)
- 助成 文化庁 大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業
チケットは7月8日より発売。3公演をセットにした割引チケットもあります。ぜひこの機会に多くのオーケストラを体験してください!
2021.06.06 お知らせミンコフスキ特別公演の開催予定について(6/29更新)
(6月29日更新)現在ミンコフスキの来日に向けて準備を進めています。最新の情報につきましては7月3日を目処にご案内します。恐れ入りますが今しばらくお待ちください。
定期公演と2つの特別公演
どれだけの人が予想していたでしょうか。オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)では、7月のミンコフスキ指揮の定期公演に加えて、2つのベートーヴェン全交響曲演奏会を計画しています。これは去る3月定期へのミンコフスキ招聘断念まもなくから温めてきたアイディアでした。
本来であれば、できるだけ早い時期にこのニュースをお伝えしたかったのですが、それをできない事情がありました。事実を述べるならば私たちの芸術監督ミンコフスキにはまだ入国の許可が下りていません。私たちとミンコフスキは、今回の公演に向けて本人のワクチン接種はもちろん、関係省庁との協議を重ね、政府の求める感染症対策に応じて入念に準備を進めてきましたが、新型コロナウイルスをめぐる世界の状況が変化する中で最終的な政府による入国可否の判断は6月下旬となる見通しです。
監督によるベートーヴェン・ツィクルス
それでも私たちは、これ以上(実に20ヶ月以上になります)芸術監督の登壇のないことは、OEKのアイデンティティにも関わってくること捕らえており、今回の公演開催を諦めず結果を待ちたいと考えています。
これまでも私たちは、重要な時期に歴代の音楽監督とベートーヴェンの交響曲全曲演奏に取り組んできました。室内オーケストラであるOEKにとって、監督とともにベートーヴェンを集中的に取り上げることは、その時点でOEKができる最高の音楽を皆様と共有するとともに、更なる飛躍の土台を手にできる極めて貴重なチャンスです。加えて、これまで世界のオーケストラに新風を運んできたミンコフスキにとって全曲演奏は初めてのことであり、それは世界的な視野で見てもエポックメイキングな出来事です。
私たちとミンコフスキは、このプロジェクトの完結に強い意欲を持っています。そしてこのようなプロジェクトには「Il faut battre le fer pendant qu'il est chaud(鉄は熱いうちに打て)」という言葉が重要であることを知っています。
すでに申し上げたように、ミンコフスキの来日が叶わない可能性もあります。その場合には、定期公演も含め、日程・内容の変更等のご案内を差し上げることになります。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、事情をご賢察のうえチケットをご購入いただきますようお願い申し上げます。
そして、芸術監督ミンコフスキによる定期公演そして特別公演2公演を、私たちとともに、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
- 特別公演:ミンコフスキ×OEK ベートーヴェン全交響曲演奏会
- 2021年7月13日(火)18:30開演(17:30開場)
- 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮: マルク・ミンコフスキ
- ベートーヴェン: 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
- ベートーヴェン: 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
- チケット情報、公演詳細はこちら
- 特別公演:ミンコフスキ×OEK ベートーヴェン全交響曲演奏会
- 2021年7月15日(木)18:30開演(17:30開場)
- 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮: マルク・ミンコフスキ
- ベートーヴェン: 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
- ベートーヴェン: 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
- チケット情報、公演詳細はこちら
- (参考)第443回定期公演:ミンコフスキ×OEK ベートーヴェン全交響曲演奏会
- 2021年7月10日(土)14:00開演(13:00開場)
- 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮: マルク・ミンコフスキ
- ベートーヴェン: 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
- ベートーヴェン: 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
- チケット情報、公演詳細はこちら
2021.06.01 お知らせ第19回北陸新人登竜門コンサートは6月10日より配信
OEKが北陸三県の新人演奏家の発掘・支援と音楽文化の発展のため開催している「北陸新人登竜門コンサート」では、毎年オーディションで選ばれた素晴らしい新人がOEKと共演し、その後の活躍の場を広げています。
ところが、〈ピアノ部門〉の開催を予定していた昨年の公演はコロナ禍のため今年に順延。そして今年も公演直前なって「石川非常事態宣言(9日から石川緊急事態宣言)」が発出され、この時期の有観客での公演はできない事態となりました。今年こそはと意気込んでいた関係者一同ではありましたが、再延期は「次の」新人のチャンスを奪うことにも繋がりかねないため、熟慮の結果OEKでは無観客で演奏した映像をOEKのYouTubeチャンネルにて配信することといたしました。
第19回北陸新人登竜門コンサート〈ピアノ部門〉 オーディション優秀者
-
柳原奈侑
ピアノ柳原奈侑ピアノ石川県白山市出身。2000年生まれ。第66回全日本学生音楽コンクール小学校の部/大阪大会本選第1位・全国大会入賞。第68回同コンクール中学校の部/大阪大会本選入選。第69回同コンクール中学校の部/大阪大会第2位・全国大会入賞。ラ・フォル・ジュルネ金沢や風と緑の楽都音楽祭石川県縦断コンサートなど多数出演。桐朋女子高等学校音楽科卒業。桐朋学園大学カレッジディプロマコース在学中。2017年、同高校スチューデンツ・コンサートに出演。現在、大西真由子氏に師事。 -
石田詩葉
ピアノ石田詩葉ピアノ富山県出身。富山県立呉羽高等学校卒業。武蔵野音楽大学音楽学部演奏学科ヴィルトゥオーゾコース卒業。福井直秋記念奨学金特別給費奨学金奨学生(特待生)。学内オーディションに合格し、武蔵野音楽大学管弦楽団演奏会のソリストとして共演。2019 年 第 6 回とやまクラシックピアノコンクールにおいてグランプリ受賞。吉田朝美、里見治美、大林規子、田代愼之介の各氏に師事するほか、 ケマル・ゲキチ氏のレッスンを受ける。現在、武蔵野音楽大学修士課程1年次在学中。 -
篠永紗也子
ピアノ篠永紗也子ピアノ石川県出身。東京音楽大学卒業。同大学院修了。2008年いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞受賞。2015年第39回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、2018年第37回飯塚新人音楽コンクール第1位ほか受賞多数。これまでに井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢、飯守泰次郎指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演するほか、多くのリサイタルに出演。海外でも演奏活動を行う。現在、ウィーン国立音楽大学にてアンナ・マリコヴァ氏に師事。
※ 篠永紗也子さんは留学中のウィーンから帰国しての演奏が困難なため今回の出演を断念されました。
素晴らしい楽曲を皆様と同じ空間で共有できないことは大変残念ですが、少し見方を変えるなら、インターネットでの配信は、オーディションで選ばれた新進の音楽家を石川県のみならず世界に向けて披露することに他なりません。ぜひ動画をご覧いただき、気に入っていただけたならご友人にお知らせください。困難の時期を乗り越えて羽ばたこうとする北陸ゆかりの若いアーティストとOEKを、今後も応援いただけたなら幸いです。
【告知】登竜門コンサート6/10公開。鈴木織衛(指揮)より独奏者紹介とメッセージ。
2021.04.26 変更公演内容変更(5/16 北陸新人登竜門コンサート)のお知らせ
2021年5月16日に当財団が主催いたします「第19回北陸新人登竜門コンサート《ピアノ部門》」につきまして、出演を予定しておりました篠永紗也子氏と当財団は、氏の現在の留学先であるウィーンの新型コロナウイルスの拡大状況と、オーストリア政府の感染症対策の状況を踏まえて協議を行い、帰国しての本公演出演を断念する結論に至りました。
出演を楽しみにしていらっしゃいました皆様にはお詫びを申し上げますとともに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
また、本公演に出演いたします柳原、石田の両氏と合わせ、ウィーンにて研鑽を続ける篠永氏の更なる成長にもご声援をお願いいたします。
《変更後》
- 第19回北陸新人登竜門コンサート《ピアノ部門》
- 2021年5月16日(日)15:00開演
- 石川県立音楽堂コンサートホール
- 指揮:鈴木織衛(OEK専任指揮者)
- ピアノ:柳原奈侑
- ピアノ:石田詩葉
- ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 (柳原)
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 (石田)
※ 約60分の公演となります。休憩はございません。